子育てコラム(No.60)
更新日:2025年10月1日
子育てコラム「子どもと暮らす日々」

第60回は、広報ちくじょう(2025年10月号)に掲載された京築ライター 嶋田 ちさとさんのコラムをお届けします。
なお、加筆・修正したものは「けいちく暮らし」に掲載されています。
演歌の変遷
最近の若い演歌歌手は男女共にカッコいい。元女子アイドルやスーパーモデルが演歌に転身して、「天城越え」やJ-POPを歌う。男子もイケメン揃い。着物も洋服も着こなす「演歌第七世代」は氷川きよしの歌もアニメの主題歌も歌う、SNS 映えするグループだ。昭和の演歌は「帰りを待つ耐え忍ぶ女」や「無言で去る不器用な男」が目立って好きではなかったが今は違う。女は自立や積極的な愛を歌い、男も優しさや後悔を表現する。若者たちがそれぞれのやり方で生き生きと歌う「令和の演歌」からは、人生の機微が心地よく伝わってくる。
(京築ライター 嶋田 ちさと)
昭和歌謡や演歌を柔軟に再構築したメッセージが伝わってくる