子育てコラム(No.56)
更新日:2025年5月30日
子育てコラム「子どもと暮らす日々」

第56回は、広報ちくじょう(2025年6月号)に掲載された京築ライター 嶋田 ちさとさんのコラムをお届けします。
なお、加筆・修正したものは「けいちく暮らし」に掲載されています。
結婚式に歌う歌
50年近く前、友人の結婚式で新郎が歌ったのは、さだまさしの「関白宣言」だった。「俺はお前にこれだけは言っておく」という口調が昭和の男性優位な価値観を象徴していた。平成の結婚式で聞いた歌は「CAN YOU CELEBRATE?」「家族になろうよ」「糸」など。愛や感謝を華やかに表現した歌詞が印象に残っている。最近結婚を決めた孫は「115万キロのフィルム」か「I LOVE…」を歌いたいそうだ。歌詞には形式に縛られない自然体の愛情が綴られ、結婚とは男女が対等に協力する関係だという今の価値観が表れていた。
(京築ライター 嶋田ちさと)