子育てコラム(No.53)
更新日:2025年2月28日
子育てコラム「子どもと暮らす日々」

第53回は、広報ちくじょう(2025年3月号)に掲載された京築ライター 嶋田 ちさとさんのコラムをお届けします。
なお、加筆・修正したものは「けいちく暮らし」に掲載されています。
片思いの変遷
1982年「待つわ」という片想いの歌が流行った。自分が好きになった男子には恋人がいるので、彼女に振られて自分を受け入れる日まで待つという、忍耐と執着心が感じられる内容だ。2016年、Aimerという女性歌手は自分を「ボク」と名乗り、これが片思いだとしても君を好きになってよかったと、性別を超えた「愛する気持ち」を歌っている。前世紀、強い意志を持ちながらも相手に依存していた「片思い女子」は世代交代を経て自立し、愛すること自体に価値を見出す「カタオモイ」が出来るようになったようだ。
(京築ライター 嶋田ちさと)
『待つわ』を歌ったユニット“あみん”は二十歳だった。