東京2020オリンピック・パラリンピックに向かって(vol.13)
更新日:2019年12月27日
オリンピック・パラリンピックの「歴史」と「今」
いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピックが開催される2020年が幕を開けました。ここで、改めてオリンピックとパラリンピックについて学んでみましょう。
近代オリンピック
1896年に始まった近代オリンピック。その前身は、古代ギリシアで行われていた「オリンピア祭典競技」、いわゆる古代オリンピックです。フランス人のピエール・ド・クーベルタンの提唱に世界の国々が賛同し、古代オリンピックから1,500年の時を経て、近代オリンピック競技大会が誕生しました。
第1回 アテネ大会(ギリシャ)1896年4月6日~15日
近代オリンピック競技大会の第一歩となる記念すべき大会は、古代オリンピックの故郷であるギリシャのアテネで開催されました。
参加国 | 欧米先進国の14か国 | |
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選手 | 241名(男子のみ) | |
競技数 | 9競技 |
陸上・水泳・ボート・体操(ウエイトリフティングを含む)・レスリング・ フェンシング・射撃・自転車・テニス(悪天候のため中止) |
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)2020年7月24日~8月9日
東京2020オリンピックマスコット「ミライトワ」は、大会エンブレムと同じ藍色の市松模様を頭部とボディにあしらっています。コンセプトは「温故知新」。ミライトワという名前は、「未来」と「永遠(とわ)」というふたつの言葉を結びつけて生まれました。
競技数 | 33種目 | |
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新種目 | 空手・スケートボード・ スポーツクライミング・サーフィン |
オリンピック史上初の採用 |
野球・ソフトボール | 2008年以来の復活 |
オセアニア地域とのオリンピック
築上町はオセアニア地域の15の国と地域のホストタウンとなっています。
日本代表だけでなく、オセアニア地域の選手も応援しましょう!
今までの経緯(オリンピック)
2016年12月 | オセアニアオリンピック委員会(ONOC)が初めて築上町を訪問し、町内施設の状況視察を行う。→これを機に、築上町のオリンピック関連の取り組みを開始。 |
2017年5月 |
福岡県及び築上町がグアムで開催されたONOC総会で「キャンプ受け入れ」に係るプレゼンを行う。 |
2017年7月 | ONOC事務総長7名が、築上町を訪れ、視察及び交流を行う。 |
2017年12月 | 福岡県及び築上町を含む4市町が、ONOCに所属する15の国と地域(オーストラリア、ニュージーランドを除く)の東京2020オリンピック事前キャンプ地に決定。 |
2017年3月 | 第1回事前キャンプ(オセアニアレスリング選手7名)を実施。 |
2018年4月 | オセアニア地域のホストタウンに登録(第7次登録)。 |
2018年9月~10月 | 第2回事前キャンプ(オセアニアレスリング選手5名)を実施。 |
2019年6月~9月 | 第3回事前キャンプ(オセアニアレスリング選手5名)を実施。 |
パラリンピック
パラリンピックの起源は1984年、医師のルードウィッヒ・グットマン博士の提唱で、ロンドン郊外のストーク・マンデビル病院内で開かれたアーチュリーの競技大会です。第2次世界大戦で負傷した兵士のリハビリの一環として行われました。その後、この大会は毎年開催され、1952年「国際大会」まで発展しました。
第1回パラリンピック(イタリア:ローマ)1960年
1960年のオリンピック開催国であるイタリアのローマで開催された「国際ストーク・マンデビル車いす競技大会」を、国際パラリンピック委員会が第1回パラリンピックとして認定しました。
1988年のソウル大会からは、オリンピックと同一都市開催となり、出場対象者も「車いす使用者」からさまざまな障がいを持つ人へと拡大されました。現在は、アスリートによる競技スポーツへと発展しています。
「パラリンピック」名称の由来
- Para(沿う、並行)+Olympic(オリンピック)
東京2020パラリンピック競技大会 2020年8月25日~9月6日
東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」は、桜の触角と超能力を持つクールなキャラクターです。顔の両サイドにある桜の触角でテレパシーを送受信しています。また、市松模様のマントで空を飛ぶことができます。普段は物静かですが、いざとなると誰よりもパワフルで、超人的パワーを発揮するパラリンピックアスリートを体現する存在です。ソメイティという名前は、桜を代表する「ソメイヨシノ」と非常に力強いという意味の「so mighty」から生まれました。
競技数 | 22種目 |
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新種目 | バドミントン・テコンドー |
オセアニア地域とのパラリンピック
築上町はオセアニア地域の15の国と地域のホストタウンとなっています。
日本代表だけでなく、オセアニア地域の選手も応援しましょう!
今までの経緯(パラリンピック)
2019年2月 | 内閣官房・福岡県・築上町・日本体育大学が事前キャンプの実施・交流について意見交換。 |
2019年3月 |
築上町長が、OPC会長・各国の会長に、事前キャンプ及び交流の実施に向けた親書を送付。 |
2019年5月 | 内閣官房・福岡県・築上町・日本体育大学が事前キャンプ及び交流について協議。 |
2019年8月 | 町村で初の共生社会ホストタウン登録。 |
2019年9月 | 事前キャンプとしてパラ陸上選手3名の受け入れを行い、町施設見学及び学校交流を行う。 |
2019年9月 | 東京2020パラリンピック競技大会事前キャンプ交流地として基本合意書調印。 |