通学合宿
更新日:2021年3月30日
通学合宿は、家庭から離れて集団生活をする中で、自立心や社会性を養うことを目的に、福岡県庄内町(現・飯塚市)から始まり全国で行われているり組みです。築上町では、築城地区、西角田・小原地区、葛城地区、椎田地区の4地区で毎年実施しています。
「子ども達の自律的態度や協力的態度などの社会性を育むこと」をねらいとし、子どもたちは約1週間、地域の公民館などで寝泊りし、炊事や洗濯、掃除など日常生活で基本となる身の回りのことを自分たちで行いながら学校へ通います。子ども達の生活全般のサポートや食事作りの手伝い、「もらい湯」をお借りするなど、地域の方々に支えられながら、共同生活を送ります。
どんなことをしているの?
期間中は、次の生活を送ることで、「働くこと」・「協力すること」・「人との付き合い方」などを身に付けていきます。
一日のスケジュール
5時45分 |
起床・朝の集い・当番の仕事 |
---|---|
6時45分 |
朝食 |
7時45分 |
登校 |
16時00分 |
下校・洗濯物取り入れ・宿題 |
17時00分 |
当番の仕事 |
18時00分 |
夕食 |
19時00分 |
お風呂(もらい湯) |
20時00分 |
洗濯・班長会議・班会議・夜の集い |
21時30分 |
就寝 |
当番の仕事(朝食づくり)
当番の仕事(掃除)
登校
宿題
当番の仕事(夕食づくり)
お風呂
洗濯
夕食
夜の集い
子ども・保護者・指導者の感想
子どもたちのこえ
- 私は、通学合宿に参加して、親たちがどれだけ大変か、そして時間の大切さが分かりました。だから、家でお母さんやお父さんの手伝いをしたいです。また、通学合宿では「あいさつ」が一番できたと思うので、家でもあいさつをしたいです。
- この1週間で学んだことは、「協力」ということです。どんなに難しいことでも、みんなで協力して乗り越えるということを学びました。この1週間、楽しかったです。
保護者のこえ
- 家では、食事作り、洗濯など全くしたことがなかったのですが、友達と協力し、自分の力でいろいろな体験ができて、参加して良かったと思います。
- 交友関係が広がり、役割分担を持つことで責任を全うし、達成した喜びを体験できたことは良かったと思います。
- 自分のことは自分でする、我慢するということが身についたと思います。
- 仲間づくり、協力する大切さ、思いやり、コミュニケーション力などを身につけ、地域の方々への感謝の気持ちや、今の暮らしの有り難さなどを感じてもらうことにつながったと思います。
指導者のこえ
- 10回目になりますが、毎回子どもたちと接すると、新しい発見があります。子どもと共に成長することができて幸せです。
- 何でも揃っている時代に育った子どもたちにとって、みんなと協力して生活することは、とても良い思い出になると思います。この経験が将来役に立てば最高ですね。
- 子どもたちはカリキュラムに従って真面目に取り組んでいて、とても感動しました。迷惑をかけることなく、とても素直な子どもたちの姿を見ることができて、参加して良かったなと思います。
- 登下校する子どもたちへ、積極的にあいさるするようになれました。
実施地区
各地域での指導員のほか、ボランティアや食生活改善推進員、もらい湯(お風呂)などで地域の方にご協力をいただいています。
築城・下城井・上城井地区
のびのびっ子通学合宿
例年、6月に築上町コミュニティセンター(ソピア)で実施
参加者 |
築城小学校4・5・6年生 |
ご協力 |
指導員、ボランティア、もらい湯(お風呂) |
西角田・小原地区
葛城地区
椎田地区
Q&A
参加費などはありますか?
事業にかかる費用に使用するため、参加費として5,000円、米1升をいただいています。
参加対象学年はありますか?
4~6年生を参加対象としています。