「築上町立小中学校適正配置基本計画」策定
更新日:2022年10月26日
計画策定にあたって
少子高齢化の進展や人口の減少は、日本の社会全体に影響を及ぼし、特に子どもの減少による小中学校の小規模化は、学校運営や教育効果等に様々な影響を与えるため、全国的な課題となっています。築上町においても、児童生徒数の減少は著しく、10年前と比べると、小学校では31.5%、中学校では15.5%減少しており、各学校の学級数の減少や複式学級の増加により、日常の授業のなかで、教育効果が上がりにくい状況となっています。
学校には、教科の知識や技術を習得させるだけでなく、児童生徒が集団の中で、多様な考え方に触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨する事を通じて思考力や表現力、判断力、問題解決能力などを育み、社会性や規範意識を身に着けさせることが求められており、そのためには、一定の学校規模を確保することが重要です。
また、築上町の学校施設は、その多くが建築後40~50年を経過し老朽化が進んでおり、「令和の日本型学校教育」の姿として示されている「個別最適な学び」「協働的学び」を実現するためにも、学校再編や施設・整備の充実に取り組まなければなりません。
こうしたことから、築上町教育委員会では、小中学校の適正配置に取組むための基本的な考え方や方策について「築上町立小中学校適正配置基本計画」として取り纏めました。
今後、本基本計画についてのアンケートや説明会を開催し、学校関係者、保護者、地域住民の皆様の理解を得ながら適正配置を進めてまいります。