新型コロナウイルス感染症に関する偏見や差別をなくそう!
更新日:2020年8月20日
新型コロナウイルスに関する人権侵害
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、国内で、感染者や医療関係者、その家族などに対する誹謗中傷やいじめ、差別的な対応といった人権侵害が起きています。
人権侵害の事例
- 感染のうわさが広まり、自宅に誹謗中傷するような張り紙をされた。
- インターネットやSNS上に、感染を非難したり個人を特定するような書き込みをされた。
- 感染症の治療にあたった医療関係者が「ばい菌」扱いをされた。
- 医療関係者の家族が、登園や出勤を見合わせるように求められた。
- 感染拡大地域を行き来する仕事をしている人の子どもが、登校の自粛を求められた。
- 感染者を公表した大学に通う学生が、飲食店への入店を断られた。
感染・不安・差別の「負の連鎖」
私たちが、目に見えないウイルスや感染に不安や恐れを感じるのは、仕方のないことかもしれません。しかし、過剰に「遠ざけたい」と思う心理は、感染症に関わる人を不必要に避けるなどの差別的な行動につながってしまいます。
このような心理や行動は、自分自身の感染が疑われるときに、差別を恐れて受診をためらうなど、結果的には感染拡大につながる「負の連鎖」を引き起こしかねません。
相手を思いやり、心をつなぐ行動に、ご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染しうる病気です。感染を非難することなく、未知のウイルスと闘っている人たちの人権を守っていきましょう。
外出や人と会うことを控えるなど、人と人との距離が離れている今こそ、相手を思いやり、心をつなぐ一人ひとりの行動で、「負の連鎖」を断ち切りましょう。
引き続き、町民の皆様のご協力をお願いいたします。