熱中症に気を付けましょう
更新日:2022年5月17日
熱中症に気を付けましょう
熱中症は「気温の高くなりはじめる頃」や「湿度の高い日が続く梅雨時」など、気候変化や暑さに体が慣れないこの時期に増加し、5月から6月頃から起こりやすいため、注意が必要です。
また、今夏も引き続き、新型コロナウイルス感染症予防を行いながら、熱中症予防に対する取り組みを求められることが予想されます。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲に熱中症が疑われる方がいないかにも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
環境省から発令される「熱中症警戒アラート」が発令されたときは、外出を控える、エアコンを使用するなど、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
1. 適宜マスクをはずしましょう
- 気温・湿度の高い中でのマスク着用は要注意
- 屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずす
- マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で、適宜マスクをはずして休息を
2. エアコン使用時も換気をしましょう
- 一般的な家庭用エアコンは換気を行っていません。冷房時でも窓の開放や換気扇で換気をしましょう
- 換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの設定温度を下げましょう
3. 暑さを避けましょう
- 暑い日や時間帯は無理をしない
- 涼しい服装にする
- 急に暑くなった日等は特に注意する
- 少しでも体調に異変を感じたら、涼しい場所に移動しましょう
4. こまめに水分補給しましょう
- のどが渇く前に水分補給
- 1日あたり1.2リットルを目安に
- 大量に汗をかいたときは塩分も忘れずに
5. 日頃から健康管理をしましょう
- 日頃から体温測定、健康チェック
- 体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養
6. 暑さに備えた体作りをしましょう
- 暑くなり始めの時期から適度に運動を
- 水分補給は忘れずに、無理のない範囲で
- 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度
注意事項
高齢者、子ども、障がい者の方々は、熱中症になりやすいので十分に注意しましょう。
3密(密集、密接、密閉)を避けつつ、周囲の方からも積極的な声かけをお願いします。
リーフレット(下記画像をクリックすると拡大表示されます。)
熱中症の症状
症状 | 予防のポイント | |
---|---|---|
初期症状 | ‣めまい ‣たちくらみ ‣手足のしびれ ‣筋肉が痛い ‣筋肉のけいれん ‣大量の汗 |
涼しい服装を心がけましょう通気性・吸湿性の良い服装で過ごしましょう こまめに水分補給をしましょうのどが渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう 暑さを避けましょう外を歩くときは日陰を選び、直射日光を避けましょう 室内の温度・湿度を管理しましょう室温の目安は28℃。エアコンを効果的に活用しましょう その他栄養バランスの良い食事と十分な睡眠をとりましょう |
中等症 | ‣頭が痛い ‣吐き気 ‣からだのだるさ ‣集中力、判断力の低下 |
|
重症 | ‣意識がない ‣呼びかけに反応しない ‣体にひきつけが起こる ‣体温が高い |
熱中症かな?と思ったら
- 日陰やエアコンが効いた室内へ移動しましょう
- 体(首周り、脇の下、足の付け根など)を冷やしましょう
- 水分・塩分などを補給しましょう
- 衣服をゆるめて休みましょう
- 自力で水が飲めない、意識がないなどの場合は、すぐに救急車を呼びましょう
熱中症警戒アラート
熱中症とは、気温が高いなどの環境下で、体温調整の機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまうことで起こる症状です。
令和3年度より、全国で「熱中症警戒アラート」が運用されます。「熱中症警戒アラート」とは、熱中症の危険が極めて高い暑熱環境が予測される際に、暑さへの「気づき」を呼びかけ、国民の熱中症予防行動を効果的に促すための情報です。 熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の、前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。
ポスター(下記画像をクリックすると拡大表示されます。)
LINEアプリを活用した熱中症警戒アラートの情報配信(無料)
環境省公式LINEアカウントにて熱中症警戒アラートを配信しています。
関連リンク
- 熱中症予防情報サイト(環境省ホームページ)(外部サイトにリンクします)
- 熱中症関連情報(厚生労働省ホームページ)(外部サイトにリンクします)
- 熱中症から身を守るために(気象庁ホームページ)(外部サイトにリンクします)
- 熱中症情報(総務省消防庁ホームページ)(外部サイトにリンクします)