ノロウイルス等による感染症胃腸炎
更新日:2020年2月18日
ノロウイルスは、急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種で、ヒトの口から入ることで感染します。食べ物で感染することもあれば、感染したヒトの排泄物などから感染することもあります。
ノロウイルスに感染すると24~48時間の潜伏期間を経て、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、微熱が1~2日続きます。また、感染しても病状がなく、軽い風邪のような場合もあります。乳幼児や高齢者などは、嘔吐物を吸い込むことによる肺炎や窒息で重症化することもあります。
感染経路
- 感染した人が調理した汚染された食品から
- ウイルスの蓄積した加熱不十分な2枚貝から
- 感染した人の便や嘔吐物からの2次感染
- 飛沫等からの感染
予防のポイント
手洗いをしっかりしましょう
帰宅した後や調理や食事の前、トイレの後、下痢などの汚物処理やおむつ交換の後は、手洗いをしっかりとしましょう。
塩素系消毒剤で消毒しましょう
ノロウイルスに効果がある塩素系消毒剤などでウイルスを除去しましょう。
食品は加熱しましょう
牡蠣などの二枚貝には、ノロウイルスが含まれている場合があります。十分に加熱しましょう。
嘔吐などの汚物処理は適切にしましょう
できれば使い捨てのエプロンや手袋を着用し、ペーパータオルなどで拭き取ったあと、ノロウイルスに効果がある塩素系消毒剤などでウイルスを除去しましょう。その後に、しっかりと水拭きをして、拭き取ったペーパータオルや手袋などは、すぐにビニール袋に入れて密封し、廃棄してください。
関連リンク
- 感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について(厚生労働省ホームページ)(外部サイトにリンクします)