インフルエンザ
更新日:2025年1月6日
【1月6日更新】「インフルエンザの流行について」の項目を追加しました。
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる呼吸器感染症です。
空気が乾く冬に流行し、インフルエンザウイルスに感染すると1日~3日間の潜伏期間を経て、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が突然現れるのが特徴です。併せて、一般の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。子どもはまれに急性脳症を、高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど、重症になることがあります。
インフルエンザの流行について
インフルエンザは例年12月~3月にかけて流行のシーズンを迎えます。
福岡県における、感染症発生動向調査(第50週:令和6年12月9日~12月15日)において、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が35.40となり、流行発生警報の基準である「30」を超えたことからインフルエンザ警報が発表されました。
また、第51週(令和6年12月16日~12月22日)では、定点あたり報告数が「59.86」まで増加しました。
今後、さらなる感染拡大に注意し、予防することが大切です。
参考
福岡県内のインフルエンザ発生状況ー福岡県感染症情報センター(外部リンク)
福岡県内の感染症週報ー福岡県感染症情報センター(外部リンク)
注:定点あたり報告数とは、1週間あたりのインフルエンザ報告数を定点医療機関で割った数です。
インフルエンザの感染経路
インフルエンザウイルスの感染経路は主に3つあり、これらを予防することが大切です。
飛沫感染
感染した人が咳やくしゃみをすることで排泄する、ウイルスを含む飛沫が飛散し、これを健康な人が鼻や口から吸い込むことで、ウイルスを含んだ飛沫が粘膜に接触して感染する経路
空気感染
くしゃみや咳の飛沫が乾燥し、空気中に漂うようになり、これを吸い込むことにより感染する経路
接触感染
手や指についたウイルスが、その手や指を介して感染する経路
インフルエンザ予防のポイント
室温は20度以上、湿度は50~60%にしましょう
空気が冷たく乾燥すると、軌道粘膜の防御機能が低下します。お部屋は暖かく、適度な湿度に保ちましょう。
十分な栄養と休養をとりましょう
栄養不足、睡眠不足はインフルエンザに対する抵抗力を弱める要因になります。バランスのとれた
食事と十分な休養を日頃から心がけましょう。
人混みや繁華街への外出を控えましょう
高齢者や乳幼児、妊婦、基礎疾患のある方、疲労気味で抵抗力が低下している方などは、人混みなどでインフルエンザに感染してしまう場合もあります。やむを得ず外出するときは、マスクを着用するなどの防御策をとりましょう。
周囲に気配り「咳エチケット」
咳やくしゃみの飛沫は2メートル先まで飛ぶといわれています。観戦している場合はもちろん、咳やくしゃみが出るときは、感染拡大を防ぐためにマスクを着けましょう。とっさの咳やくしゃみは、周りの人から頭をそらし、ティッシュで口や鼻を覆うなど「咳エチケット」を心がけましょう。
外出後は手洗いをしましょう
流水、石けんでの手洗いは、手指に付いたインフルエンザウイルスを除去する有効な方法です。アルコールによる消毒もウイルス除去に効果があります。
関連リンク
- インフルエンザ(厚生労働省ホームページ)(外部サイトにリンクします)